キッチンカーの集客にFacebookを活用するメリットと運用のポイント
キッチンカーの集客にFacebookを利用するメリットと、効果的に集客するためのポイントを解説します。
Facebookは地元のグループに入ったり、自分からフォローや「いいね」を積極的に行うことで、Facebookサイト上に自身のアカウントが表示されやすくなり、自店の認知度を高めることができます。そのため、地元のお客様にキッチンカーを知って欲しいとお思いの方には、Facebookを使った集客が特におすすめです。
キッチンカーの集客にFacebookを使う3つのメリット
Facebookには、信頼を得られやすい、地元のお客様にアプローチしやすい、長文が投稿しやすいというメリットがあります。
飲食店の集客というとInstagramやTwitterを想像する方が多いでしょう。一方Facebookは、個人の投稿や、有料広告などのイメージが強く、あまり飲食店向けとは思われていません。しかし実際には、上記のように飲食店の集客に活用するメリットもあるのです。以下で1つずつ解説していきます。
店舗の公式アカウントとして信頼してもらいやすい
Facebookは匿名投稿が多い他のSNSとは違い、実名登録が基本なので、見込み客から信頼感を持ってもらいやすいという特徴があります。ユーザーが自店の商品について投稿を行うときも実名投稿なので、第三者から「やらせ」のように見られる心配もありません。
その信頼性の高さから、ホームページを制作する余裕がない場合、Facebookページを代わりとして使うことも可能です。Facebookは国内で2,600万人以上が利用するSNSで、数あるSNSの中でもいち早く日本で普及しました。その経緯から、利用者数が多く、また、幅広い年齢層が利用登録しています。
地元の見込み客へアプローチできる
グループ機能はFacebookならではの機能。地元のグループに入り積極的にユーザーとコミュニケーションをすると、お客様として来店してくれたり、周囲に宣伝する役を買って出る人が現れる場合があります。Facebookの検索窓に、最寄り駅の名称を入れて検索してみてください。「○○区在住」「○○駅」といった地元のグループが表示されるのではないでしょうか。
近年Facebookの仕様が変わり、友達や家族などの情報がタイムライン上で流れやすくなっています。たくさんの人と繋がっておけば、自店舗の情報が多くの人の目に触れるようになるでしょう。
長文や画像が投稿しやすい
Facebookの特徴として、長文も投稿できる点があります。他のSNS、例えばTwitterには140文字の制限があり、キャンペーンの告知など、1回のツイートだけでは難しい場合が多いです。
一方Facebookでは最大60,000字と、かなりの長文も投稿できるため、開業までのストーリーや商品開発のエピソードなど、読み応えのあるコンテンツも発信することが可能。さらに投稿した画像が大きく表示されるため、料理の画像などリッチなコンテンツを発信できます。
Twitterのように短文で表現するのは苦手だという方もいらっしゃるでしょう。そのような方にはFacebookでの発信がおすすめです。
Facebookの特徴を活かしたキッチンカーへの集客方法
Facebookで店舗の情報を発信する場合、宣伝色を出しすぎないのがコツです。
近年、Facebookの仕様(アルゴリズム)変更により、企業アカウントの投稿や広告は目に留まりづらくなっています。多くの人の目に触れるようにするためには、「いいね」やシェアをたくさんもらうことが重要です。
具体的な内容としては、地域の風景や近隣店舗の情報など、親近感をもってもらえる内容が理想です。自然体な表現を意識すると良いでしょう。
- お店の宣伝色を強くしすぎない
- Facebookで情報発信する際、宣伝色を強くしすぎないよう注意しましょう。
- 特にグループの投稿は、メンバー同士の交流が主な目的なので、店舗の宣伝ばかりしてしまうと他のメンバーから「宣伝だけで、仲良くする気がないのかな」と思われてしまう可能性があります。最悪の場合グループへの参加が拒否されることも。
- ユーザーがお得と思える情報を発信しつつ、その日の天気や周辺の風景など、日常的な投稿も入れていくと、親近感を持ってもらいやすくなるでしょう。桜や梅など花の写真や、地域の催し物の写真は大抵良い反応をもらえるため、投稿内容に困ったらこのよう投稿を試してみてください。
- 自分から「いいね」やフォローをしてフォロワー数を増やす
- SNSを使った集客では多くの見込み客に自身の投稿を閲覧してもらうためにフォロワー(自身のアカウントをフォローしてくれる人)を増やすことが大切です。
- これは他のSNSでも同様ですが、いくら投稿に力を入れても、人に見てもらえなければ意味がありません。多くのフォロワーを獲得するために、まずは、知り合いや友達、お客様にフォローしてもらいましょう。フォローしてくれたお客様に、限定の特典をつけるのも良い方法です。
- また、自分から他の飲食店やキッチンカーのアカウントをフォローしたり、「いいね」することも有効です。他者の発言に対して積極的に反応していくことで自店舗の認知度が上がり、フォローしてもらいやすくなるでしょう。
- 更新は多くても1日2回くらいを目安に
- Facebookのグループ投稿では基本的に投稿した順で表示されていくため、頻繁に投稿している人はその分目に触れる回数が多くなります。いくら交流が目的のグループとはいえ、店舗のアカウントが一日に何回も投稿されると、不快感や不信感を持たれる可能性も。
- 1日の投稿は多くても2回くらいにし、かつ宣伝色を強くしないことを心がけましょう。もちろん期間限定メニューなど、ここぞという時の告知には、商品の宣伝を入れても問題はありません。力の入れどころを考えるのがポイントです。
Facebookによる集客で地元のお客様の心をつかみましょう
この記事では、他のSNSにはないFacebookのメリットと、キッチンカー運営における具体的な集客方法について解説しました。
Facebookの一番のメリットは、ローカルなお客様と繋がれることです。決まった住所を持たないキッチンカーであっても、地域密着の集客方法は、売上の安定化に必要です。
TwitterやInstagramなど、他のSNSとの使いわけを意識しながら「あのお店に行ってみたい」と思われる店舗になるよう、ぜひポイントを抑えた運用を行っていただきたいと思います。