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キッチンカー(移動販売車)の価格はいくら?

キッチンカー(移動販売車)の価格はいくら?購入・製作・レンタルで比較

2020年5月1日

キッチンカー(移動販売車)は、オリジナルのものを製作するほかに、汎用的な設備で組まれた完成品を購入することでも入手できますし、レンタルすることも可能です。

オリジナルのキッチンカーの製作は、理想通りの車が作れる反面、初期コストと時間が大きくなりがち。それに比べて完成品を購入したりレンタルしたりする場合は、設備やレイアウトに若干の妥協は抱えながらも、コストと時間を小さく抑えることができます。

ここでは、入手方法ごとのメリット・デメリットや、それぞれの価格を確認していきます。

製作・購入・レンタル それぞれのメリット・デメリット

キッチンカー 3つの入手方法

キッチンカーを手に入れようと思ったとき、考えられる選択肢は大きく分けて3つあります。

  1. 製作する
  2. 完成品を購入する
  3. レンタルする

それぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。

入手方法ごとのメリット・デメリット

 

メリット

デメリット

業者に依頼
(フルオーダーメイド)

より理想に近い設備・レイアウト・外観に仕上げることができる。

営業許可が取りやすい。

納品までに時間がかかる。

初期コストが大きい。

自分で製作

初期コストを大きく抑えることも可能。

最低限の設備でスピーディーに営業を開始できる。

クオリティが低くなりがち。

想定外のトラブルが起こる可能性がある。

未使用品

オーダーメイド製作よりも短期間で入手できる。

オーダーメイド製作よりも初期コストを抑えられる。

大きな改造・カスタマイズは難しい。

オーダーメイド製作に次いで初期コストが大きい。

中古品

オーダーメイド製作よりも短期間で入手できる。

未使用品購入よりもさらに初期コストが抑えられる。

そのまま実戦で使える。

故障・早期劣化の可能性。

自分にとって理想的な商品はなかなか見つけられない。

レンタル

短期間で入手できる。

初期コストを大きく抑えられる。

ランニングコストが大きく、長期利用に不向き。

レイアウトや設備のカスタマイズがほぼできない。

理想のキッチンカーが作れる「製作」

オリジナルのキッチンカーを製作する場合、業者にフルオーダーメイドで製作依頼する方法と、自分で改造する方法の2パターンにさらに分けられます。

フルオーダーメイドで製作依頼する場合、他の入手方法と比べて初期コストと製作期間が大きくなる反面、販売する品や販売スタイルに合わせた最適な設備・レイアウト・外観のキッチンカーが出来上がるので営業許可が確実に取得できますし、何よりその後の営業を最高のパフォーマンスで行うことができる点が魅力です。

自分で製作する場合、ベース車両から材料の用意、必要な設備の調査などかなりの労力が必要ですが、取り急ぎ営業が始められる状態まで最小限の構成で組み立てることにより、初期コストを大きく抑えたスピーディーな立ち上げが可能です。

ただし、日曜大工ができる程度の技術では業者に依頼するようなクオリティは出せませんし、営業許可の取得に苦戦するなど、思わぬ時間とコストがかかってしまう可能性がることはあらかじめ頭に入れておきたいところです。

思わぬ時間とコストがかかってしまう可能性がることはあらかじめ頭に入れておきたいところです。

素早い立ち上げが可能な「完成品購入」

制作業者が一般的な内容で組み立てたキッチンカーを「完成品」として販売していることがあります。製作期間が省けるので圧倒的に早くキッチンカーを入手できます。また、別途カスタマイズを施すとしてもフルオーダーメイドで作るよりは初期コストが抑えられます。

中古車販売業者が販売しているキッチンカーの中古車を購入する手もあります。早期入手が可能ですし、完成品を買うよりコストをさらに抑えることが可能です。前オーナーのノウハウが詰まった優良物件が見つけられると最高です。

欠点としては、自分にとって理想的な車はなかなか見つけられないことです。完成品はそもそも取扱数が少ないですし、中古のキッチンカーは個性的すぎて流用が効かず、エンジン・足回りなどの状態が悪く、断念せざるを得ない場合があります。

素早い立ち上げが可能な「完成品購入」

限定的な利用に有効な「レンタル」

キッチンカーの製作業者の中にはキッチンカーのレンタルサービスを行っているところがあります。

食品衛生責任者資格、営業許可を取得することで、レンタルキッチンカーでも営業ができます。レンタカー登録されている車両であれば、普通免許さえあればユーザー自身での公道の走行が可能です。

製作や購入するよりも早くキッチンカーを入手できます。また、レンタル日数や月数に応じて料金が発生する仕組みなので、初期コストも随分と抑えられます。

基本的にはシーズン営業やリサーチ営業のような短期間利用に向いています。長期間利用するとレンタル料金は数十万~数百万に膨らんでいくので、長期的に見て製作や購入よりも割高になってきます。

限定的な利用に有効な「レンタル」

入手方法ごとのキッチンカーの価格

入手方法ごとのキッチンカーの価格

製作(オーダーメイド200万円~/自作50万円~)

業者にフルオーダーメイドで製作を依頼する場合、ベース車が中古車か新車か、軽自動車か一般車か、カスタマイズはどのくらい施すかで、価格が大きく違ってきます。

軽トラックをベースにした一般的な構成のキッチンカーの場合、中古車ベースで200万円~、新車ベースで220万円~といったところで、カスタマイズ内容によって500万円程度まで価格が変動します。

自作の場合、どこまで作り込むかによっても全く違ってくるのですが、営業許可が取れる最小の構成であれば車両込みで50万円~の費用で作ることができます。

購入(完成品(未使用)200万円~/中古100万円~)

製作業者が完成品として販売しているキッチンカーは、軽トラックベースのもので200万円~が相場です。フルオーダーメイドの場合とスタート時点での価格はそれほど違わないのですが、ある程度必要な装備がすでに組み込まれているので、最終的な支払額は多少小さくなります。

中古のキッチンカーは車種や状態によってピンきりで、例えば軽トラックベースなら100万円程度から販売されています。

 

レンタル(1日2万円程度)

業者によって車両やサービス内容がかなり違うので一概には言えませんが、1日2万円程度がレンタル料金の相場と考えられます。レンタル料に加え、営業許可取得にかかる費用や補償金、オプション料等がかかります