キッチンカー製作/販売 移動販売車のK-BOX

神根自動車販売株式会社
ブログ
Blog
カフェ系キッチンカー(移動販売⾞)のメリットと儲けを出すヒント

カフェ系キッチンカー(移動販売⾞)のメリットと儲けを出すヒント

2020年5月11日

キッチンカー(移動販売車)の「コンセプト」や「取り扱う商品」は決まっていますか?

コンセプトや商品を決める事で対象客層が見えてきます。また、対象客層が集まりやすい場所や、対象客層に合わせたデザイン・商品アレンジの考案につなげる事ができます。

これからキッチンカーを始める・考えている方に向けて、キッチンカーでも色々な系統がある中で、一番人気の高い「カフェ系」のキッチンカーの魅力やヒントになる内容をお伝えします。

カフェ系キッチンカーのメリット

カフェ系キッチンカーのメリット

初心者でもスタートしやすい

カフェ系キッチンカーは他ジャンルと比べて専門的な知識がそれほど必要なく、必要な調理器具も少ないので、飲食店経営が初めての方でも比較的簡単に、効率良く運営できるという特徴があります。

例えばランチ系のお弁当販売の場合、仕込み場所に調理器具やコンロ等の機材が必要となり、スタートし始めのころはスムーズに行かないケースも多いです。

その点、カフェ系は基本的にコーヒーを淹れる作業で済みますので、もちろん淹れ方やコーヒーマシンの使い方を覚える必要はあるものの、それでも他ジャンルと比べれば習熟すべき事柄は少ないと言えます。

時間や季節等に影響されにくい

時間や季節等に影響されにくい

カフェは、コーヒーやカフェラテといった「時間」や「季節」を問わず売れる商品を扱います。アイスでもホットでも提供できるため、1年を通してコンスタントに販売できる強みがあります。

かき氷やアイスクリームの販売となると、夏は売れますが冬は売れず、また時間帯によっても売上は大きく左右されてしまいます。

回転率が高い

回転率が高い

オフィス街のランチ時間になると人々がキッチンカーに並んでいる光景をよく見掛けます。

しかし会社員の休憩時間は決まっているので、長蛇の烈を見ると諦めてしまう、並びたくない、という方が実は多いです。

カフェ系の場合、ランチ系と比べて調理時間が短いので、お客様をそれほど待たせる事なく、次々と対応することができます。この回転率の良さはカフェ系のひとつのメリットと言えます。

カフェ系キッチンカーのデメリット

利益を出しにくい

利益を出しにくい

コーヒー類のドリンクメニューだけを販売する場合、大きな売上を立てることは難しいとされています。コーヒー自体の単価が低い上に、家族のために複数点を買っていくというお客様も少ないので客単価が低くなりがちです。

また、必要な調理器具が少ないことをメリットに挙げましたが、女性に人気のエスプレッソ系のコーヒーをメニューに加える場合は非常に高額なコーヒーマシンの導入が必要になるため、リース代などが負担になる場合があります。

長時間の営業が必要

ランチ系のキッチンカーと違い、カフェ系はランチタイムのような明確な稼ぎ時が少ないので、朝から晩まで長い時間お店を開きっぱなしにしないと売上が立ちにくいところがあります。長時間キッチンカーに居続けるのは体力的にも大変です。

ライバル店が多い

カフェ系キッチンカーはライバルが多い

カフェ系は初心者でも始めやすいという理由もあり、キッチンカーにおいて人気が高いジャンルですから、ライバル店が比較的多いです。また、今はコンビニでドリップコーヒーがお手軽に買えてしまう時代ですから、中途半端なコンセプトやブランディングでは思うような集客ができません。

儲けを出すための⼯夫

コンセプトは明確に

カフェ系のキッチンカーは競合店が多く存在しますので、他のキッチンカーとは一味違うコンセプトや「売り」とする部分が特に大事になってきます。個性的で明確なコンセプトがない限り、安定した売上を支える”常連客”を多く持つことはできません。

例えば、コーヒー関係の資格である「バリスタライセンス」や「コーヒーマイスター」を取得する事で、コーヒー販売でアピール材料として利用できます。

オーナーの資質も大切です。豊かな会話と特別な雰囲気があるからこそ、他店やコンビニの安いコーヒーではなく、このキッチンカーのコーヒーをまた飲みたいとお客様に思ってもらえるのです。

コンセプトは明確に

出店場所と価格を工夫する

「平日と土・日・祝日」や「時間帯」で分けて出店場所を変えると売上を伸ばせる場合があります。

例えば、平日は都内のオフィス街へランチ時間に出店し、土・日・祝日はイベント出店(お祭り、フェス、マルシェ等)で販売をするなどです。

また、出店する場所や出店料によって価格を変える事も大切です。

会社員が多い東京・丸の内は、単価が高くても買ってくれる率が高いと言われていますので、そのような場所に出店するのなら単価を高めに調整しても良いかもしれません。

高速道路のパーキングエリア内は出店費用が高い事もあり、メニューの価格設定が高いところが多いです。

サイドメニューを工夫する

ワッフルなどのサイドメニューを工夫

カフェ系のキッチンカーは利益を出しにくいというデメリットを挙げましたが、コーヒーに合うワッフルやクッキー、ドーナッツ、ホットドック、スナックなどのサイドメニューを追加すると客単価が上がり、客層も広げられるので、弱点をカバーできます。

ただしサイドメニューを追加すると新たな設備や営業許可が必要になる場合があるので、その点だけは注意してください。

 

QRコード決済を導入しよう

 

キッチンカーでは、基本的に調理から会計まですべての行程を1人でこなします。

そこで、会計処理の負担を軽減するために「QRコード決済」の導入をおすすめします。QRコード決済を導入すると、「お金を受け取り、お釣りを渡す」という行程が省けます。

お客様が混雑している場合、スムーズに会計処理を済ますことができるので、次のお客様を待たせる事なく、一人でも多くのお客様へ商品提供し、売上につなげる事ができます。

特に都心近郊の場合、QRコード決済の利用者が多いので、お客様・販売側の双方でメリットがあります。

なお、決済導入費用・手数料が高いイメージを持たれる方が多いですが、例えばPayPayの場合、導入費用・手数料不要で導入可能です。

NSで効率よく広告・宣伝する

SNSを活用しよう

一度来店されたお客様にTwitterやFacebook、Instagramなどのアカウントをフォローしてもらい、キッチンカーを出店する曜日や出店情報を知らせたり等の工夫をすると、リピーターを増やすことにつながります。

「いいね」や「リツィート」してくれたら「10%割引」や「コーヒー1杯無料」等、いろいろな特典を試してみると良いでしょう。お客様のフォロワー数によっては、小さな広告を打つのと同じくらいの効果が見込める場合もあります。