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キッチンカーの雨対策と雨天時の場所選び

キッチンカーの雨対策と雨天時の場所選び

2021年1月27日

この記事では、キッチンカーを運営していくうえで欠かせない「雨対策」についてご紹介します。

キッチンカーを使った移動販売で気にするべきポイント、それは天気です。晴れの日だけ出店できれば言うことなしですが、事業としてやる以上はそんなことも言っていられません。雨対策を怠っていると客足の減少や手痛い出費につながることもあります。

雨に左右されず安定した売上を確保するために採り入れるべきキッチンカーの代表的な雨対策3点と、雨天時のことも考えた出店場所選びについて詳しく説明します。

キッチンカーに必要な3つの雨対策

キッチンカーに必要な3つの雨対策

多少の雨でもいつもどおりの営業ができるようにするためには、人だけでなく機材に対してもしっかりとした対策が必要です。キッチンカーの基本的な雨対策を3つご紹介します。

パラソルやオーニングを準備する

一番簡単にできる雨対策が、パラソルやオーニングで客様が濡れないようにする工夫です。これらを準備することは雨対策として非常に有効です。

お客様が商品を購入するあいだ、傘を差し続けている必要もありませんし、手がふさがることもないので、商品やお金のやり取りもスムーズに行えます。煩わしさがないので、お客様も利用しやすくなります。

しかし、風があるときは注意が必要です。何の対策もしていないとパラソルなどが倒れてきて非常に危険です。雨対策と同時に、おもりをつける、オーニングを補強するなどの風対策も必要です。

電源コードや発電機が濡れないように覆う

雨対策はお客様に対してだけではありません。キッチンカーで使う調理器具を動かすために必要な電源コードや発電機などの機材にも対策が必須です。

これらを車内に設置できるのであれば問題はありませんが、外から電源を取ったり車外に機材を置いたりするのであれば、濡れないようにブルーシートやプラスチックケースで覆うようにしましょう。雨が電源コードに入り込んでショートや漏電など危険な事故につながりかねないからです。

また、機械の水濡れは故障の原因にもなります。修理や買い直しで余計な出費が生まれないよう、確実に対策したいところです。

濡れてもよい旗やのぼり、雨具の準備

イベントが中止にならない限り、雨でも出店しなければなりません。その際、遠くから見て営業中とわかるように旗やのぼりを立てますが、濡れてもよいものを使うことをおすすめします。看板も濡れてよい素材のものを使うか、透明なビニールで覆うとよいでしょう。

また、準備や後片付けをしてくれるスタッフが濡れないように雨具の準備も忘れずに。傘でもよいのですが、雨具があれば両手を使えるので大変便利です。ただし、雨の日は出店の準備に時間がかかります。少し早めに到着するようにタイムスケジュールを組んでおくと安心です。

雨天の場合も考えて出店場所を選ぶ

雨天の場合も考えて出店場所を選ぶ

雨が降ったら人が来なくなってしまうようなところばかりに出店していると、売上が天気に左右され、どうしても経営が不安定になってしまいます。そのため、出店場所のローテーションのなかに、天気にあまり左右されない場所を含めることをおすすめします。

ここでは、雨が降ると客足が少なくなってしまう場所と、雨が降っても客足が減らない場所をご紹介します。

雨が降ると客足が減ってしまう場所

公園や河川敷の広場はスペースが広く人も多いのでキッチンカー営業に適した場所ですが、雨が降ると人が減ってしまうため、天候に左右されやすい場所とも言えます。しかも、雨が上がっても2~3日は足場がぬかるんでいたり、水位が上がって危険だったりするので、客足がすぐには戻らないことがあります。特に台風が過ぎ去ったあとの河川敷はその傾向が強いです。

雨が降っているときだけでなく、雨が上がった後の動きも予測しておくことが大切です。雨が降っていないからといって通常どおりの営業ができるとは限りません。最近はスマートフォンで雨雲レーダーなどの詳細な天気の移り変わりや周辺の災害ニュースを知ることができるので、常に情報を得られるようにしておくとよいです。

雨が降っても客足が減りにくい場所

雨が天敵といわれるキッチンカーですが、悪いことばかりではありません。場所によっては雨の日のほうが客足に恵まれることがあります。

オフィス街がそれにあたります。オフィス街には多くの飲食店やコンビニが立ち並んでおり、一見するとキッチンカーは不利なように思えます。しかし、雨の日はわざわざコンビニや飲食店に行かず、オフィス近くにあるキッチンカーでご飯を購入する人は意外と多いのです。

また、朝から雨が降っている場合はパチンコ店やホームセンター、ショッピングモールの客足が増えます。そういった店舗前に出店すれば、客足を極力減らすことなく営業できるでしょう。

多少の雨でも営業できるよう雨対策は万全に

多少の雨でも営業できるよう雨対策は万全に

キッチンカーの雨対策と雨天時の営業スタンスについてご紹介しました。

パラソルなどの雨具やブルーシートなど、ホームセンターでも購入できるアイテムで雨対策ができます。これらを準備しておくことで、多少の雨でも営業することが可能となり、また、天候によって客足に左右されやすい場所・されにくい場所を知っておくことで、雨の日の出店場所を変えるという選択も可能になります。

雨対策を万全にしておけば多少の雨でも慌てずにいつもどおりの営業ができるようになるので、売上の変動を最小限に抑えられます。常に天気の情報を得られるようにして、小回りの効いたキッチンカー運営をぜひ心がけてください。