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キッチンカーの出店場所に公園を選ぶメリットと注意点

キッチンカーの出店場所に公園を選ぶメリットと注意点

2021年3月22日

キッチンカーの出店場所を検討しているのなら公園はいかがでしょうか。安定した売上を上げるには場所選びが重要ですが、公園は家族連れや育ち盛りの子どもたちが多く訪れるので、キッチンカーの出店場所に適しているといえます。

この記事では、キッチンカーの出店場所を公園にするメリットと押さえておきたいポイントを紹介します。また、実際に出店許可を取るまでの流れを解説します。

キッチンカーの出店場所を公園にする2つのメリット

キッチンカーの出店場所を公園にする2つのメリット

キッチンカーを公園に出店することには、2つの大きなメリットがあります。

1つ目は、公園には子供からお年寄りまでさまざまな利用者が集まるため、キッチンカーに注目してもらえる可能性が高い点です。2つ目は、街中やイベント会場よりも出店費用が安く、コストを抑えられる点です。ひとつずつ掘り下げて見ていきましょう。

メリット1:キッチンカーに注目してもらいやすい

1つ目のメリットは、キッチンカーに注目してもらいやすいことです。公園は子どもの遊び場として、また家族の憩いの場として多くの人が利用します。

通常の土日・祝日はもちろんのこと、お花見シーズンの春や紅葉が見頃な秋などは露店の出店やイベントがあり、それにともなって利用者も増加します。

また夏休み期間中も、子連れの家族や子どもたち同士など、公園利用者の増加が期待できるでしょう。人が多い場所に出店すれば、自分のお店に興味を持ってもらえる可能性はそれだけ高くなります。

フライドポテトやたこ焼き、から揚げなどの揚げ物は、手軽に小腹を満たすことができるので子どもたちにも人気のメニューです。遊び疲れた子どもたちの目には魅力的に映るでしょう。

メリット2:出店コストを抑えられる

2つ目のメリットは、出店料が安く、コストを抑えられることです。キッチンカーの利益を左右する最大の要素が出店料であり、出店料をいかに小さく抑えられるかが利益を十分に出していくポイントです。

例として静岡県焼津市と愛知県岡崎市の公園出店料を見てみましょう。

焼津市の公式ホームページに掲載されている資料(すでに募集は終了している)によると、 同市が管理する市内の公園・緑地にて、1,500円で5日間出店できる(面積は10㎡)とされています。

岡崎市駅南中央公園の場合は1㎡あたり50円で出店可能です。

軽トラックを改装した小型キッチンカーであれば、車長3.5m×車幅1.5mでおよそ6㎡必要になります。その場合の出店料は300円です。

車長4.5m×車幅2m程度の幅が必要になる1tトラックベースの中型キッチンカーでも費用はそれほどかかりません。およそ9~10㎡を500円程度で1日出店できる場所は、特に開業したてのオーナーにとって心強い味方と言えるでしょう。

また、キッチンカーによる移動販売店を試験導入している公園もあり、その場合は無料で出店できる可能性があります。

全国の公園で同様の試みが行われていますので、公園を管理する自治体に一度問い合わせてみるとよいでしょう。

公園に出店する際に押さえておきたいポイント

公園に出店する際に押さえておきたいポイント

キッチンカーを公園に出店したいと思ったときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。当然ながら無許可で公園に出店することはできず、管理者より出店許可を得る必要がありますが、個人の商売のために貸してくれるケースは少ないため、根気強いリサーチがカギとなります。

公園に出店するには管理行政の許可が必要
公園は行政が管理しており、無許可での移動販売は禁止されていますので、かならず公園の管理事務局や管理者に許可を取るようにしてください。
個人の商売のために貸してくれる場所は少ない
公園は行政が管理しているため、商売目的で個人的に貸してくれる場所は限られます。しかし、まちづくりや地域活性化を狙い、キッチンカー出店を募集している自治体もあります。利用者が多い魅力的な公園を見つけた際は、そこに出店できるかどうか積極的にリサーチしたり、問い合わせたりしてみましょう。
公園選び・メニュー選びが重要
公園で出店する場合は、公園選びのほかに、公園の利用者層に合わせたメニュー選び・メニュー開発が大切です。利用客にとっては屋外でも食べやすいメニューかどうかが購入のポイントになります。出店場所が目立つかどうかも考慮したい課題です。実際に公園にキッチンカーを出店した方の意見をまとめたサイトがあります。そこで以下のような意見を見つけることができました。
「開催場所が目立たないので、のぼり等で目立たせるとよいと思う」
「遊具のある公園で出店した時の方が売上があるので、遊具があるところで出店したい」
一宮市公式ホームページ:「公園にキッチンカー」についてより一部抜粋)
このことから、公園内でどこに出店できるかも大きなポイントになってくることがわかります。

出店までの流れ

公園に出店するまでの流れをチェックしておきましょう。「公園を探す」「応募する」「出店する」の3ステップが一般的な流れです。公園を探す際は、過去にキッチンカーの出店を許可したことがある公園を優先して狙うとよいでしょう。また、応募時には、自分自身に販売実績がある場合、積極的にアピールすることをおすすめします。

1.キッチンカーを募集している公園を探す
商工会議所や観光協会、公園管理事務局などのホームページ、公園やイベントの告知サイトを定期的に、根気強く巡回します。
2.応募する
上記で見つけた出店場所に問い合わせ、出店募集がある場合は応募します。応募時には営業許可書一式の写しや、食品衛生責任者(またはそれに代わる資格証明書)の写し、 キッチンカーの開店状態・販売形態がわかる写真画像などの資料が必要となりますので、各募集要項にて確認してください。
3.出店する
出店許可が得られれば出店許可書と鍵が受け渡され、出店可能になります。出店箇所や出店日の確認、および出店料の支払いは事前に行っておきます。

早めに出店場所を確保しましょう

早めに出店場所を確保しましょう

公園は人が集まりやすい場所なのでキッチンカーの出店場所として魅力的です。しかしながら公園は行政の管理エリアですので、個人の販売のために場所を貸してくれるケースはそれほど多くありません。

また出店料が安いため、特に人気シーズンともなると同業者が同じ場所を狙っていることも多々あります。可能性のある場所を見つけたら早めに行動することが大切です。場所を早めに確保することで、SNSでの宣伝ができるというメリットもあります。

InstagramやTwitterなどで、お店の写真とともに「〇〇日に〇〇公園で出店します」と投稿すれば、より多くの人の目に留まります。宣伝が家族連れの目に入れば、遊具や広場で遊んだ後のお昼ご飯はキッチンカーで購入しようと思ってもらえる可能性も高くなるでしょう。