キッチンカーを始めるならポテト料理がおすすめ

2021年3月24日

キッチンカーにはポテト料理がおすすめです。ポテト料理のメイン食材である「じゃがいも」は、価格が年間を通して安定しており、客層も幅広く人気の食材です。さらに、料理のバリエーションが広く、時間帯や場所の制限が少なく出店しやすいのです。

この記事では、ポテト料理がおすすめの理由から、フライドポテトやポテトチップス、コロッケやポテトサラダなどのメニューの具体例を紹介します。

キッチンカーは「ポテト料理」で始めよう

キッチンカーは、店舗を持つより初期費用が低く、飲食店経営初心者の人も始めやすいのが特徴です。その分、調理場スペースや設備、スタッフ人数などの制限があり、様々な料理の提供には限界があります。

1つ特化した商品を選択し、販売数を増やし売り上げを伸ばすことが、キッチンカー成功への1つのポイントです。

そこで、料理のバリエーションが広く、販売数を増やしやすいのが「ポテト料理」。フライドポテトやポテトチップス、コロッケなど専門性を掲げ、看板商品として磨き上げることで、売り上げ向上が期待できます。

キッチンカーにポテト料理がおすすめの理由は、「食材の価格が安定している」「幅広い客層に人気」「さまざまな場所に出店しやすい」の3つです。

単価を上げづらいキッチンカーにおいて食材の価格が安定していることは重要で、急な高騰によって利益を確保できなくなる心配がありません。また、じゃがいもは常温での長期保存が可能なので、場所さえあれば大量に仕入れて仕入れ単価を下げることも可能です。

食材の価格が安定している: 「じゃがいも」の旬は、春と秋の2回。北海道だけでなく、長崎県、鹿児島県、東京都など、全国で生産されており、年間で価格が安定しています。季節によって材料価格が変動すると、価格の変更が必要になります。そうなると、季節によって売り上げが変動してしまい、価格の見直しもしなければならないので、時間と労力も掛かります。

幅広い客層に人気: 「じゃがいも」は男女問わず、子供からお年寄りまで幅広い層に人気の野菜です。海外では主食として取り入れている国もあります。幅広い層に人気があれば販売数も増え、さらに単価は少し低いですが、SNSを利用する若い年齢層に人気が上がれば拡散され、情報が広まります。

さまざまな場所に出店しやすい: 丼やお弁当などのがっつり系では、ランチタイムの時間帯、オフィスや公園など場所が限られてしまいます。軽食やスナック系であれば、時間や場所を気にせず出店しやすいです。おかずが足りない時のもう1品として、おやつやちょっと小腹が空いた時など、気軽に購入できます。軽いものなので、少しずつ食べ比べのできるメニューを加えてもいいでしょう。

キッチンカーにおすすめのポテト料理を紹介します。

じゃがいもには様々な調理法があり、1つの食材でバリエーション豊かな料理ができます。

小腹が空いた時にフライドポテト、おやつやおつまみにもできるポテトチップス、メインメニューにもなるコロッケ、和食や洋食のサイドメニューとして最適のポテトサラダなど。メイン食材ではないですが、人気の高いカレーや肉じゃが等にも使用でき、お弁当のキッチンカーにも最適です。

同じ料理であっても、フレーバーや品種を増やすことで、調理方法を変えずにバリエーションを増やすことができます。また、調理設備も最小限で済みます。

フライドポテト: スナックフードの定番「フライドポテト」は、カットによって6種類に分けられます。定番の「シューストリング」「レギュラーカット」「ウェッジカット」から、刻んだポテトで成形する「ハッシュドポテト」、表面を味付きのバッターで覆う「コーティング」、スプリング状や格子状などユニークな形の「スペシャルカット」。さまざまなカットのフライドポテトを楽しめるコンセプトや、フレーバーでバリエーションを豊富にしてもいいでしょう。

ポテトチップス: おやつやおつまみに人気の「ポテトチップス」は、フレーバーを豊富にするとリピーターを作りやすいです。塩味や甘いものなど、他では味わえない変わったフレーバーを加えてもいいでしょう。また、調理方法を変えることでさらにバリエーションを増やすことができます。例えば、揚げずに焼くことで、揚げ物を敬遠しがちなヘルシー志向の人も取り込みやすいでしょう。

コロッケ: メインメニューにもなる「コロッケ」は、定番から変わり種の具材によってバリエーションを増やしてみましょう。じゃがいもの品種によっても食感が変わるので、シンプルにじゃがいもだけのものを加えて、食べ比べができると楽しめます。

ポテトサラダ: サイドメニューとして最適の「ポテトサラダ」。家庭で定番の具材から、具だくさんや味付けでバリエーションを増やすのも1つポイントです。キッチンカーでデパ地下のデリ風なものが気軽に購入できるのもいいでしょう。

料理のバリエーションが豊富なポテト料理は、他と差別化できる無限の可能性を持っています。

さまざまな料理にチャレンジするのではなく、フレーバーなどでバリエーションを増やすことで、キッチンカーの難点でもある調理設備も最小限で済みます。

特化したもので勝負をし、販売数を上げ売り上げを伸ばすのがキッチンカーで成功する大事なポイントです。

ターゲット層が広く人気があり、材料価格も安定している「ポテト料理」でキッチンカーを始めるのはいかがでしょうか。

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