キッチンカーでUber Eatsに登録してデリ バリーをする方法を紹介
キッチンカーでUber Eatsの活用を検討されている方へ向けて、登録方法や注意点などを紹介します。
コロナ禍の外出自粛に伴い需要が拡大したフードデリバリーサービス。中でもUber Eatsは、多くの飲食店が導入し活用しています。
キッチンカー業界もイベントの自粛などで出店の機会が減り、大きな打撃を受けていることから、Uber Eatsを活用して何とか収入を確保しようと考える方もいるのではないでしょうか。
キッチンカーでUber Eatsに登録する方法
キッチンカーでUber Eatsのレストランパートナーに登録する方法を紹介します。
飲食店がUber Eatsに加盟店として登録することを「レストランパートナー」と呼び、これによりUber Eatsが契約している配達員によって、商品をお客様の元へ届けてもらえるようになります。
しかし、キッチンカーでレストランパートナーに登録するには一定の条件をクリアしている必要があるため、以下ではその条件を紹介していきます。
自宅の住所を登録する
キッチンカーの場合、Uber Eatsに自宅の住所を登録します。
レストランパートナーに登録するには、固定の住所で店舗の営業をしている必要があるため、本来移動販売であるキッチンカーはサービスの利用対象外です。ですが、持ち家の方は自宅の住所を店舗として登録することでレストランパートナーになることが可能です。
自宅の敷地内にキッチンカーを配置し、調理販売を行うことで、自宅前でキッチンカーの営業を行いつつUber Eatsでの営業も並行して行うことができます。
キッチンカーの仕込み場所の住所で登録することも可能な場合があるため、詳細は登録の際にUber Eatsに確認すると良いでしょう。
その他の条件
Uber Eatsのレストランパートナーになる条件は、固定住所での登録の他に主に下記3つがあります。
- 1日の営業時間が3時間以上で週4日以上営業すること(登録した住所内での営業が必須)
- メニューが全部で5種類以上あること(トッピング含める)
- 注文用のタブレットとインターネット回線があること
注文を受け付けている間は当然、登録住所内での営業が必要になりますから、キッチンカーとしての本来の活動は制限されることになります。出店サイクル、スケジュールを従来から大きく見直す必要があるでしょう。
なお、注文用のタブレットはUber Eatsが月額1,700円でレンタルを行なっています。
キッチンカーでUber Eatsを活用するメリット
コロナ禍のキッチンカーにとって、Uber Eatsの利用は「販売ルートの拡大」「売り上げの確保」「営業の効率化」という3つのメリットが得られます。ご自身の営業スタイルや現状を勘案し、導入するべきかどうか検討してください。
- 販売ルートの拡大
- コロナ禍の影響により外食を控える傾向にある現状において、オンラインデリバリーという新たな販売ルートを確保することにより、新たな顧客の獲得が期待できます。また、Uber Eatsを活用することによって、今までお店の存在を知らなかったという客層も営業の対象となります。
- 売り上げの確保
- 外出自粛やイベントの中止などによって出店の機会が激減してしまったキッチンカーにとって、デリバリーでの営業は単純に売り上げの確保に大きく貢献します。また、デリバリーでの営業はキッチンカーほど天候に左右されないため、雨天時でも安定的な収益を得ることができます。
- 営業の効率化
- 外出自粛の影響により、人手が少なくなった出店エリアでひたすら営業をするよりも、Uber Eatsという販売手段を加えた方が、効率よくキッチンカーの営業をすることができます。Uber Eatsに登録した住所で営業する場合、その場所で普段通りの営業を行いつつUber Eatsを行うということも可能です。
キッチンカーでUber Eatsを利用するデメリット
Uber Eatsには、配達手数料の負担や、配達員に起因する低評価など、デメリットもいくつか存在します。利益をしっかり出すことができるか、低評価やクレームへの対応はどうするかなど、実際に利用を開始する前にしっかり確認しておくようにしてください。
- 手数料は売り上げの35%
- 飲食店がUber Eatsを利用する際には、手数料として売り上げの35%を支払う必要があります。配達員の人件費や利用することのメリットを考えて、この手数料が高いのか安いのかを判断する必要があります。
- 配達員に起因する店舗への評価
- 商品の配達を外部のスタッフに委託することとなるため、配達員と利用客の間で発生するトラブルなど、ケアしきれない部分でのリスクを考慮する必要があります。配達員に起因するトラブルやクレームが、直接店舗への低評価へと繋がってしまう恐れもあるため、注意が必要です。
- 配達用の梱包材などを用意する必要がある
- 従来はその場ですぐに食べてもらうことを想定している移動販売などの場合、新たに配達用の使い捨て容器や梱包材を用意する必要があります。配達した商品が崩れていたり、溢れていたりしては、店舗へのクレームや低評価へと繋がることから、厳重に梱包する工夫が必要となります。
Uber Eatsに登録して新しいキッチンカーの運営スタイルを作る
今回紹介したように、Uber Eatsのレストランパートナーに登録することで、コロナ禍でも効果的にキッチンカーの売り上げを確保することができます。
Uber Eatsを導入する際はメリットとデメリットを比較し、自分の営業スタイルとして導入が望ましいのか否かを判断する必要があるでしょう。
また、売り上げのどれくらいの割合をそちらにシフトするのかや、今後の営業方針など計画を立ててから行うことで、スムーズに対応することができます。