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キッチンカー(移動販売車)をスーパーに出店するメリットと儲けを出すヒント

キッチンカー(移動販売車)をスーパーに出店するメリットと儲けを出すヒント

2020年6月4日

スーパーマーケット(スーパー)は、キッチンカー(移動販売車)の出店場所として定番のスポットのひとつです。駐車場や店舗の入口でキッチンカーを見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

では、どうしてスーパーマーケットはキッチンカーの出店に適しているのでしょうか。ここでは、そのメリットやデメリットについて触れます。さらに、スーパーマーケットに出店する方法や、スーパーマーケットで儲けを出すヒントについても紹介していきます。是非参考にしてみてください。

スーパーに出店するメリット

まずはキッチンカーをスーパーに出店するメリットについてです。

通常出店先として確保しやすい

イベント出店とは違い、特定の曜日に特定の場所に出向く通常出店では、特に平日に安定して出店できる場所を確保することがとても大事です。

スーパーマーケットは移動販売事業者に空いた土地を提供することで収益を上げている側面もあり、平日・土日祝日問わずキッチンカーの出店を受け入れているところが多く、出店先として確保しやすいというメリットがあります。

通常出店先として確保しやすい

販売機会が多い

スーパーマーケットというのは基本的に生きていくために必要な食料品や日用品を買いに行くところですので、常に一定の人が足を運びます。人が多いということは、移動販売においてもそれだけ販売するチャンスが多いということです。また、多くの人の目に触れることで自分のお店を知ってもらうことにもなり、メリットが膨らみます。

スーパーマーケットでは販売機会が多い

ついでに買ってもらいやすい

スーパーマーケットでの買い物の後であれば、その流れで購入してもらえるという可能性も出てきます。一度お金を使っているわけですから、何かを購入することに対しての心理的なハードルは下がっています。

また、家族連れでの来客も多く、家族へのお土産や子供のおやつとして買ってもらえるケースもあります。

系列店への出店が可能な場合も

系列店への出店が可能な場合も

チェーン展開しているスーパーなら、一度出店の許可を取れば同系列の店舗への出店も可能となる場合があります。同じ系列でも店舗ごとに特徴が少しずつ違います。より売上の見込める場所へ比較的容易に移動できるのは明らかなメリットと言えるでしょう。

スーパーに出店するデメリット

スーパーに出店するデメリット

一方で、スーパーに出店するのであればデメリットも理解しておく必要があります。

長時間出店が前提

お客さんの購買意欲が高まっていることをメリットとして挙げましたが、スーパーの主な客層は家計を握る主婦であり、もともと財布の紐はゆるくありません。そのため、商品が魅力的であることはもちろん、単価が低いメニューを扱うことが絶対条件となります。

また、いくら人通りが多いとは言え、平日の日中はお客さんが少ない傾向にあります。最近では共働き世帯も増えていますので、そのあたりの影響もあるでしょう。忙しい中で買い物に来ている人がほとんどでしょうから、キッチンカーの存在に気づかれないことも多いです。

このような理由から、スーパーで儲けを出していくには出来るだけ長時間の営業活動が必要になってきます。長時間出店は体力的にも厳しいところがあり、このあたりもデメリットと言えるでしょう。

長時間勤務がネック

商品が競合する可能性

スーパーはもちろん、近くのコンビニなどの安い商品と競合が起こることがあります。

スーパーやコンビニで取り扱っていないもので勝負できる可能性はありますが、それでもキッチンカーのメニューに相当のインパクトや商品価値が無ければ、わざわざキッチンカーに足を運んで買ってもらうことはできません。

スーパーやコンビニには「いろいろなものが一箇所で手に入る」という非常に強力な強みがあるからです。

商品が競合する可能性も考慮しよう

スーパーに出店する方法

実際にスーパーに出店するにはどうすればいいのでしょうか?これは大きくわけて2つの方法があります。

自分で営業をかける

キッチンカーの出店を認めてもらうためにスーパーに直接交渉する方法です。電話やメールでアポイントメントを取り、商談する約束を取り付けます。スーパーに出向いてプレゼンテーションした後、採用が決まれば出店日や営業時間、出店料などを双方で確認し合い、最後に契約の流れとなります。

本契約に至る前にお試しで短期間営業をさせてもらうのが良いでしょう。お客さんのつき方や売れ行きがある程度把握できるので、出店料の交渉や、メニューの改良などに役立ちます。

なおTwitterやInstagmra、Facebook等のインターネットサービスを利用することで、キッチンカーを出店可能な店舗の情報がつかめることがあるので試してみましょう。

営業することで契約するケースも

仲介業者に依頼する

移動販売の出店場所を紹介する業者のサービスを利用し、出店場所を確保する方法です。会員登録した上、ウェブサイト上で出店場所を検索し、予約、利用します。

業者はインターネットで検索するとたくさんヒットします。商業施設やスーパーに強いところなど、それぞれに特徴があります。また、地域中心・地域密着の業者もありますので、いろいろと探してみると良いでしょう。利用方法は業者ごとさまざまです。

移動販売出店場所仲介サービスの例

売上を伸ばすポイント

最後に、スーパーへの出店で売上を伸ばすポイントを紹介しておきましょう。

定番屋台メニューが人気

やはりその出店場所でウケの良いもので勝負することが大切になってきます。

スーパーではどういうものが人気なのかというと、たこ焼き、ワッフル、鯛焼き、今川焼き・回転焼きといった、いわゆる定番の屋台メニューです。

これらは年齢問わず幅広い層に人気で、特に高齢者にウケが良いです。単価は安いですが持ち帰りが容易なので家族へのお土産として複数買っていってもらえることも多く、客単価は逆に高くなります。

そしてある程度作り置きが可能で、注文を受けてから素早く提供できるところもメリットです。温かいものを温かいまま提供することで、スーパーの商品と競合が起こっても、競り勝つことができます。

一方、単価が高く、持ち帰りがしづらい麺類などのいわゆるランチ系のメニューは、スーパーという場所では不向きとされています。

 

持ち帰りやすいメニューで勝負しよう

長時間粘る

上で挙げたいわゆる軽食系のメニューは午後3時から夕方ごろが一番売れやすい時間帯となりますが、ランチ系メニューとは違い短時間で一気に売れるものではないので、その時間帯だけピンポイントで出店していても売上は伸ばせません。

お昼時や夕方以降まで守備範囲を広げて、自分の体力と相談しながらできるだけ長い時間お店を開いているようにしてみましょう。