キッチンカー製作/販売 移動販売車のK-BOX

神根自動車販売株式会社
ブログ
Blog
キッチンカーは儲かる?

キッチンカーは儲かる?平均年収や収益構造を知ってお金の心配を取り除こう

2020年7月31日

飲食店を開業しようと思った時に、店舗ではなくキッチンカー(移動販売)で始めようと思っている方も多いと思います。

キッチンカーで開業する理由は様々ですが、一番の理由は初期投資や維持費が低く抑えられることではないでしょうか。

しかし、いくら開業しやすくとも、思ったような収益が出ないのであればビジネスとして魅力は半減してしまいます。

そこで今回は、「キッチンカーは果たして儲かるのか?」「平均年収や収益構造はどんな感じ?」の2点について、詳しくご紹介していきたいと思います。

気になるキッチンカーの平均年収は?

気になるキッチンカーの平均年収は?

キッチンカーに挑戦してみたいけれど、本当に生活していけるか心配だ、とお思いの方は多いと思います。

これまで会社勤めだった方は特に、安定して給料がもらえていた状況から突然収入が不安定になってしまうことに、大きな不安を感じることでしょう。

ズバリ、キッチンカーの平均年収ですが、大体700万円くらいと言われています。

これはあくまで平均であり、多く稼げている人はそれこそ年収うん千万円とも言われていますが、いわゆるボリュームゾーン・中間層にいる人たちの平均年収は400万~500万円程度と推測されています。逆に、稼げていない人の中には、経費を差し引くと赤字という人ももちろんいます。

国税庁の調査によると、民間企業で働くサラリーマンの平均年収(2018年度)は、441万円でした。キッチンカービジネスは、稼ぐ人はドカンと稼げて、ボリュームゾーンでもサラリーマンの平均と同じくらいの稼ぎが見込める、収入面でも魅力的な商売であることが分かります。

場合によっては生活もままならないレベルで稼げないこともあり得ますが、それは独立開業するなら、どのビジネスにおいても起こり得るリスクです。

キッチンカーの収益構造を知る

キッチンカーの収益構造を知る

キッチンカーで得られる大体の年収が分かったところで、キッチンカービジネスの収益構造について知り、利益をより大きくするための方法について考えてみましょう。

ここでは、売上を100とした時に経費や利益がどのくらいの割合を占めるかを見ていきます。

収益構造の例:
売上(100) - 原材料費(30) - 出店料(10) - その他の費用(10) = 利益(50)

このケースでは経費が50%ですので、売上が100万円なら利益は50万円になります。

同じ売上で利益をより多く出すためには、当然ですが経費を下げる必要があります。

最も減らしやすいのが原材料費です。飲食業界では、理想の原価率は30%程度と言われていますので、自身のケースでもし30%を超えているようであれば、材料の仕入先の変更や値下げの交渉をしたり、メニュー単価を上げることを考えます。

原材料費を落としすぎると、今度は商品の質や味という、キッチンカービジネスで一番大事にしなければならないところに影響が出て、売上自体を落としかねないので注意が必要です。

注目したいのは出店料です。相場を当てにせず、お試し出店するなどしてその場所で想定される売上をしっかりと見積もり、適切な出店料となるようオーナーに交渉すべきです。上手くいけば利益を大きく増やせます。

収益構造をシミュレーションしよう

収益構造をシミュレーションしよう

大まかにキッチンカーにかかる経費を出してみましたが、販売する商品によって違いがあったり、時期によっても変動しますので、自分なりの収益構造を一度きちんと考えてみて下さい。

なぜ収益構造を把握しておく必要性があるのでしょうか?それは、あまりに無計画で出店してしまい、1年と持たずに廃業してしまう方がとても多いからです。収益構造を理解しておけば、たとえその時失敗したとしても、結果と照らし合わせて的確な反省・改善ができ、成功に向かって着実に前進できます。

開業資金と運転資金

開業資金と運転資金

次に、キッチンカーの開業資金と運転資金について見てみましょう。

開業資金

開業に必要な資金の目安は、250万円〜500万円です。中古車ベースのキッチンカーを製作するなどして費用を削ることはできますが、それでも200万円~300万円が開業資金の最低ラインとなってきます。

開業資金のうち約80%がキッチンカーの調達費用になります。大きさや車種、改造内容、新車or中古車など、どのようなキッチンカーを希望するかで開業資金の規模がほぼ決まると言ってよいでしょう。

キッチンカー以外の費用としては以下のものがあります。

  • 車両への加飾 ・・・ 10万円程度
  • 調理設備・調理器具 ・・・ 15万円程度
  • 宣伝・広告費 ・・・ 5万円程度
  • 各種備品 ・・・ 2万円程度
  • 資格・許可・保険代 ・・・ 4万円程度
  • 仕込み場所の取得費用 ・・・ 10万円~30万円程度
  • 3か月分の運転資金 ・・・ 下記を参考に見積もる

運転資金

次に運転資金ですが、以下を参考にして1か月にかかる運転資金を見積もってみましょう。

  • キッチンカー維持費(駐車代、車検代、保険代、ガソリン代)
  • 出店料
  • 原材料費
  • 消耗品
  • 水道光熱費
  • 通信料
  • 広告・宣伝費
  • 給料
  • 保険・年金
  • ほか(フランチャイズ加盟の場合はロイヤリティなど)

開業時には3か月から半年分の運転資金を確保しておくと安心できます。

運転資金は多ければ多いほど安心でき、それだけ経営に集中できますが、運転資金を貯めることばかり考えると開業するまでに時間がかかってチャンスを逃してしまうおそれもあります。自己資金で足りない分は公的融資を利用することも検討してみて下さい。

キッチンカーで成功するにはどうしたらいいのか?

キッチンカーで成功するにはどうしたらいいのか?

最後に、開業後すばやく軌道に乗れるように、成功しているキッチンカーの特徴を見ていきましょう。

成功しているキッチンカーの特徴

  • 定番メニューに独自性を持たせている。
  • 休日イベントの出店より、平日の売上げで安定させている。
  • 提供する商品と相性の良い場所に出店している。
  • 売上げ目標・経営計画をしっかりと立てて実行している。
  • 同業者とのつながりを大切にしている。

成功しているキッチンカーの特徴として、定番のメニューを扱っているという点があげられます。

やはり定番というだけあって少なからず成功例のある商材なので、流行りや物珍しいものよりも成功する可能性は高いと言えます。

定番メニューでありながら、オリジナリティをいくつか追加して磨きをかけ、独自性を出しています。このようにして生み出された商品は、味が想像できるので安心感があり、それでいて口に含んだときに期待以上の美味しさと感動が湧き上がってくるので、新規のお客さんを取り込みやすく、また、記憶に残りやすいのでリピート率も極めて高くなります。

売上を安定させるには、売上のブレが少ない平日の通常出店でいかに安定して販売数を稼げるかが勝負です。年齢層や性別、時間帯など、どの時間帯にどんな人が集まるのかリサーチして、自分の提供する商品に合った場所を見つけることが大切です。

イベント出店は一度で大きく稼ぐチャンスではあるものの、悪天候で中止になったり、思うように売上が伸ばせず出店料や廃棄ロスが損失を生んだりと、安定性にやや欠ける部分があります。

目標を持つことも大切です。1日の目標、1か月の目標を立てて地道にクリアしていけば、少なくとも赤字のリスクは無くなります。

成功している人は同業者とのつながりも大切にしています。一見ライバルのように思えますが、同業者の方から仕事をもらったり、情報を共有してもらえることは意外にも多いので、人脈はキッチンカービジネスで成功するために欠かせない要素です。

このように、成功しているキッチンカーにはそれなりに理由があります。同じように努力し、決して諦めなければ、成功が見えてくるに違いありません。

成功している人もいれば、逆に失敗してしまう人もいます。失敗する主な要因は何でしょうか。

キッチンカー廃業の主な要因

  • キッチンカーにこだわりすぎて、車両代が高くなってしまった。
  • 出店場所がなかなか見つからない。
  • 商品の値段を下げすぎた。
  • 提供スピードが遅く、数がさばけなかった。

利益を減らしてしまう一番の要因は、ほとんどが見通しの甘さです。

事前にしっかりとシミュレーションして、あまり誤差が出ないように計画をしていけば、大きな失敗を防ぐことができます。

まとめ

まとめ

「キッチンカーは儲かるのか」をテーマにして、キッチンカーの平均年収や収益構造、成功するためのポイントなどをご紹介してきました。

キッチンカーによる移動販売は、他の多くのビジネスと同様に、失敗すれば赤字が続き、成功すれば月に数百万円もの利益を出すことも不可能ではない、収益面でもとても夢のある商売です。

成功に必要な要素は無数にあり、その全てを整えるのは難しいことですが、基本を守ることで少なくとも大きな失敗を防ぐことは可能です。それには無計画のまま開業するのではなく、開業資金・運転資金を正確に見積もった上で、自分なりの収益構造をしっかりと立て、失敗したときには的確に反省と改善を行い、次に役立てていく姿勢が大切です。

大きな成功がつかめるよう、土台をしっかりつくってからチャレンジしたいですね。