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キッチンカーの出店料について。主な料金形態と出店場所ごとの傾向も解説

キッチンカーの出店料について。主な料金形態と出店場所ごとの傾向も解説

2020年10月14日

キッチンカーを出店するにあたり、重要になってくるのが出店場所です。特に、大勢の人が集まるイベント・道の駅への出店については、どのくらいの出店料を支払えばよいのか悩んでしまう人も多いはずです。

また、せっかく出店料を支払っても、思ったような売上が得られず、長期間の出店が難しくなってしまうケースも考えられます。

この記事では、そんな悩みを抱えている人のために、出店料の主な料金形態や出店場所ごとの出店料の傾向について、自分に合った出店料の見極め方も含めて解説します。

出店料の種類(支払方式)を一通り覚えよう

出店料の種類(支払方式)を一通り覚えよう

一口に出店料といっても、発生するタイミングや金額の動きなど、いくつかのパターンがあります。

以下に、主な出店料の支払方式についてご紹介します。

固定費型

いわゆる家賃に近い形で出店料を支払うタイプの支払方式です。売上額に関係なく、決まった金額を日・月ごとに支払います。

毎月定額の出費となるため、出費額のイメージがしやすく、売上目標を立てやすいのがメリットです。その反面、売上が少ないと出店料をカバーできず赤字になるおそれがあります。

変動費型

売り上げた金額に応じて出店料が変わるタイプの支払方式です。例えば、売上に対して10%の出店料が発生するとしたら、10万円売り上げた場合の手数料は1万円になります。

売上が少ない場合は出費が少なく抑えられますが、売上が大きくなると持っていかれる金額も大きくなります。

固定+変動型

固定費型・変動費型が組み合わさった出店料の支払い方式です。大規模なイベント・立地がよいなど、出店するだけである程度の利益が見込める規模の催しで、この方式が設定されていることが多いです。

大きな売上が見込めるという点で魅力的な出店場所ではありますが、出店料の金額は大きくなりがちなので、客層や集客規模、競合など下調べし、出店すべきかどうかしっかり検討したいところです。

その他

出店料については、上記の例にあてはまらないケースも少なからず存在します。代表的なものが「買取出店」で、あらかじめ100食分というように食数を決めて、商品をイベント運営者側が買い取る形でキッチンカーを出店する方式です。

出店者側は見込み違いによるロスがないので、安定した売上額が確保できる反面、売上に上限が発生します。

似たような方式では、最低限の売上額を保証する形で、保証額に届かなかった分だけ運営者側が負担する「売上保証」という方式もあります。

買取出店という形ではなくても、無料で出店させてくれるケースもあります。大きく分けて、土地主が完全な善意で認めてくれる場合と、集客など何らかの思惑がある場合とに分かれますが、いずれにせよ出店する側には金銭的負担がありません。

ただ、【出店料無料の場所=利益を出せる場所】という公式は必ずしも成り立ちません。
ご厚意に甘えるだけでなく、戦略を練って移動販売を行う意識が必要です。

出店場所によって異なる、出店料の傾向と相場観について

出店場所によって異なる、出店料の傾向と相場観について

出店料の支払方式について理解したところで、続いては場所ごとの出店料の傾向・相場観についてお伝えします。

強気な出店料を設定している場所もあれば、土地主の考え方に左右される場所もありますから、自分の戦略に合致した場所を選ぶことが大切です。

イベント(フェス、マルシェ、フリマ等)

一日で大きな売上をあげたい場合、最も効果的なのがイベントへの出店です。イベントの種類によっては、大きいもので数万人規模の参加者が集まることもあるため、総じてデメリットよりもメリットが多い場所です。

ただ、出店料はその分高く設定されており、固定+変動型で計算されるところが多いようです。一方で、地方の小さなイベントであれば、当日払い・数千円と安価な出店料が設定されているケースも見られます。

オフィス街・住宅街

キッチンカーには、仕事・生活の中心地にも出店できる機動力があります。ランチ難民へのフード提供を目的とするオフィス街への出店や、ファミリー層のニーズを満たす住宅街への出店などを検討することも、大切な戦略の一つです。

注目すべき点としては、コロナ禍によって自宅で仕事をするようになった「テレワーカー」の存在です。
オフィスで働いていたサラリーマンが、仕事の合間に商品を買い求めることが予想されるため、今後住宅街はキッチンカー営業において重要なスポットになるでしょう。

公道での営業は制約がある地域も多いため、一般的には仲介業者の力を借りて出店場所を確保します。金額はスペースによってピンキリで、2,000~10,000円/日といったところです。

大型商業施設

大型商業施設は平日に安定した売上をあげるために是非活用したいスポットのひとつです。もちろん、土日はより多くの人がショッピングにやって来ますから、土日にも出店できればより売上を増やすことができるでしょう。

出店料に関しては、仲介業者に頼るか直接交渉するかで金額が変わってくるため、一概には値段を出すことができません。ただ、概ね5,000円前後での出店となるケースが多く、取引店舗の数が多い仲介業者を探せば、その分出店料も安くなる可能性があります。

小売店(スーパー・家電量販店・本屋等)

大型商業施設よりも多少規模が小さくなった小売店、例えばスーパー・家電量販店・本屋などに出店するのもよい方法です。

家電量販店では、感謝祭などそもそも買取販売を前提として出店することが多く、直接依頼を受けられるほど知名度がないようであれば、仲介業者を利用するのが近道です。

本屋は穴場の一つに数えられ、両手いっぱいに本を買う人はいないので、本を買うついでに商品を買う顧客を狙って売るのが基本スタンスです。

いずれの場合も、直接店舗に連絡して金額を確認するケースが多いです。

企業・工場・学校

オフィス街ではなく、企業や工場の空きスペース(駐車場など)を借りて出店する方法です。こちらも、仲介業者の情報をチェックしてスペースを探す方法が一般的です。

大学・専門学校など、学校に出店を検討する場合は、直接学校に連絡して確認するのが基本です。

学生向けの商品を提供することもあって、出店料の相場は売上の10~15%、5,000円前後と控えめな印象ですが、授業時間を避けるなど、時間帯を選ばなければ十分な売上は確保できない点に注意が必要です。

駅前

各種鉄道の駅前や、道の駅の前に出店するケースが該当します。
特に、道の駅にキッチンカーを誘致する動きは多くの自治体で見られ、出店料金も良心的に抑えられています。

サービスエリアへの出店なども魅力的ですが、地域によっては既存店との競合を嫌うところもありますから、まずは施設に問い合わせをするところから始めてみましょう。

アミューズメント施設(ゲームセンター、ボウリング、パチンコ店等)

本屋などと同様、穴場に数えられるのがアミューズメント施設です。地域にもよりますが、安い出店料で出店させてくれる大手ゲームセンターもありますから、各地方にあるお店に問い合わせてみることをおすすめします。

パチンコ店の場合、お店側で食堂を用意しているところもあります。しかし、単体で営業しているゲームセンター・ボウリング場では、食事をとれる場所が近くにない地域も珍しくありませんから、売上を独占できる可能性は十分あります。

注意点として、アミューズメント施設の本格的な稼働時間を覚えておきましょう。土日は昼間からでも稼働が期待できますが、平日は夕方以降が勝負時になります。

お試し出店して出店料が適正かどうか見極める&交渉する

お試し出店して出店料が適正かどうか見極める&交渉する

出店経験が少ない場合、勘所をつかむのに時間がかかってしまうことでしょう。
そのような場合は、一度お試し出店をする感覚で、1日~2日という短い期間で色々な場所に出店してみましょう。実際に出店してみて、元は取れているのか・出店料は自分にとって適正なものか、数字と付け合わせてチェックすることが大切です。

出店料の支払方式・出店ポイントごとの傾向・相場観を把握した上で、出店する側が気を付けたいのは「費用対効果」です。たくさんのお客さんが商品を買い求める想定でイベントに参加したとしても、思うように売れず出店料だけが重くのしかかるケースは十分考えられるからです。

キッチンカーの売上は、場所の有利・不利だけで決まるものではなく、自分自身の能力に応じて売上は変動します。オペレーションが単純であればあるほど、商品提供にかかる時間は短縮できますし、単価を上げる努力をしなければ薄利多売になります。

近い条件の出店場所で、場所代に大きな差があるなら、どうしてその差が生まれているのかを確認します。また、交渉次第で安くできるのなら、固定費を変動費に変えてもらえるよう交渉し、自分の売上に応じた出費に抑えるのも一手です。

まとめ

まとめ

キッチンカーの出店料は、出店場所によって違います。また、大きなイベントへの参加を画策していたとしても、それが大きな売上につながるとは限りません。

できるだけ安い出店料で出店でき、かつ、商品を買ってくれそうな客層が足を運んでくれる場所を探すことが、利益を残すためには重要です。

自分のオペレーション能力と相談しつつ、売上よりも利益重視で出店場所を探しましょう。