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焼きたてピザの魅力とピザ販売に適したキッチンカーとは?

焼きたてピザの魅力とピザ販売に適したキッチンカーとは?

2020年11月20日

イタリアで生まれ世界中で人気のあるピザですが、その場で焼くスタイルのピザ販売が人気です。焼きたてのピザを購入できるキッチンカーには大きなインパクトがあり、どのような場所でもあっという間に人が集まります。

今回は、レストランより気軽に始められるキッチンカーでのピザ販売について解説しました。キッチンカーを使ってピザを移動販売する魅力や、ピザ販売に適した車の選び方、必要な設備などをご紹介します。

キッチンカーでピザを販売する魅力

キッチンカーでピザを販売する魅力

ピザはクリスマスのチキンの丸焼きやフレンチのコース料理ほどの華やかさはありませんが、どことなく特別感がある食べ物です。質のよいチーズを使うとそれなりの値段になります。宅配タイプのピザの場合は配達のコストも必要でより高額になり、コンビニやスーパーで売っているものと比べて気軽に購入できるわけではありません。それでも人気があるのは、ピザがどこかスペシャルな食べ物のように感じるからでしょう。

キッチンカーで販売する本格的なピザには、普段食べるものとは別の魅力をアピールできるメリットがあります。

パフォーマンス性の高いピザの調理シーン

本格的なピザは手作りした生地をこねて丸くし薄く伸ばします。その一連の動作がまるでショーのように目を惹きます。

広げた生地に具を乗せて窯に入れて焼きますが、入れるときは木製のパーラーを使うとさらにパフォーマンス性が高まります。もちろんキッチンカー内で使いやすいように、持ち手を短くした特别製です。

窯の内部は400〜500度と高温なので、窯に入れて1分程度で熱々のピザができ上がります。調理にそれほど時間がかからないので、行列ができるような人気のキッチンカーでもお客様をそれほど待たせることなく次々とピザを提供できます。

熱々でモチモチのピザ

ピザを300度以上の高温で、短時間で焼くと水分が蒸発せず、冷めてからでも美味しいという特徴があります。そのためテイクアウトで自宅に持ち帰ってもおいしさが持続します。ピザ窯を使って焼くことがおいしさの秘密の一つです。

また、ピザ生地をその場でこねて作るため、外はカリッとして中はモチモチの、食感のよいピザができ上がります。冷凍ピザやチルドピザにはない独特の歯ごたえがきっとクセになってリピーターが増えていくことでしょう。

トッピングが自由に選べるから人気

ピザはお客様の目の前で作るので、お客様はトッピングを実際に見て選べます。そのため細かいオーダーが可能で、好みのピザが食べられます。

ピザを好きな人はチーズの種類にもこだわるので、数種類のチーズを用意しておくとよいです。

ピザの魅力を最大限に引き出すキッチンカーとは?

ピザの魅力を最大限に引き出すキッチンカーとは?

できたてのピザが提供できる特別製のキッチンカーを作りたいと考えている人もいるでしょう。ピザを移動販売するのに適したキッチンカーや必要な設備を紹介します。

おしゃれで、丈夫で、内部の広いキッチンカーを選ぶ

イタリア発祥のピザですから、キッチンカーの外装もおしゃれに仕上げたいものです。たとえばヴィンテージカーをリフォームしたレトロな雰囲気のキッチンカーですと注目を浴びるでしょう。

しかしキッチンカーを選ぶ際にもっとも大切なことは、故障なしで長い期間に渡って動く車を選ぶことです。車が故障などで動かなくなってしまえば販売機会を失ってしまいます。ですからヴィンテージカーにこだわらず、できれば国産の新車や状態のよい中古車をベースにキッチンカーを製作するとよいです。ボディカラーや小物類にこだわることで、国産車でも十分におしゃれなキッチンカーを製作可能です。

地域によっては、冬は地面が凍りついたり、雪が積もったりすることも考えて車を選ぶ必要があります。キッチンカーは重いピザ窯を搭載して坂道や雪道を進むため、ベース車は4WDがおすすめです。

キッチンカーの大きさはどのくらいが理想でしょうか?ピザ窯を使用する際、長い棒のついたパーラーを使うため、内部にある程度の空間が必要です。イベントに出店する場合は、1.5tトラックのように大きなタイプですと材料をたっぷり詰め込めます。しかし、街中に駐車することを考えると、軽トラックかワゴン車が一般的で、内部の広さを重視するのであれば軽トラックがよいでしょう。軽トラックなら立って調理できる天井の高さをもち、なおかつアシスタントが必要な場合でも2人で仕事ができる十分なスペースを確保できます。

キッチンカーの購入は、キッチンカーを専門に製作している販売店がおすすめです。キッチンカーは、車以外にも飲食店としての規定があり、自治体の保健所に許可をもらう必要があるためです。

ピザ販売のキッチンカーに必要な設備

キッチンカーには調理のために必要な設備が一通りそろっています。具材を保存する冷蔵庫や洗い物をするシンク、水の設備、換気扇などです。各自治体の保健所によって規定は多少変わりますが、衛生面での規定が厳しく決められています。

ピザ窯は本格的なものを求めるのであれば400〜500度の高熱で焼き上げられるものが理想。どのようなピザになるかはピザ窯が決め手なのです。

ピザ窯は家庭用のものからレストラン用のものまでいろいろありますが、キッチンカー専用のピザ窯を購入するのがよいです。キッチンカー専用のピザ窯の特徴は、車の振動に対する耐久性があり、保温率が高く、薪の消費量が少なめなことです。

本格的な薪のピザ窯以外に、ペレットやプロパンガス、電気を使ったピザ窯もあります。ペレットは、木材を乾燥させて細かく砕き粉末にした後に圧力で固めたものです。薪より扱いが簡単で温度調節がしやすく、しかも価格が安いためコストを抑えられます。

もっとも扱いやすいのは電気窯ですが、高温になりにくいといったデメリットがあります。高温で焼かないと水分が蒸発し、冷めても美味しいピザにならないため、せっかくキッチンカーをはじめるのでしたら電気窯は避けたほうがよいでしょう。

ピザ販売に適したキッチンカーの予算

ピザ販売に適したキッチンカーは、冷蔵庫やシンクなど普通のキッチンカーの設備の他に、ピザ窯を設置するため、ある程度の広さが必要です。屋台のように客席付きにするのか、テイクアウト専門にするのかにもよって装備が変わります。

キッチンカーの車体価格は200万円くらいが一般的。もちろん、注目を集められる特別なデザインにするとより高価になります。中古車の場合、50万程度から300万円までで、こちらも車の大きさや車種、車検があるかないかによって幅があります。

ピザ窯は安いもので10万程度の電気窯から100万円程度の薪窯までさまざまです。薪窯は燃料費も高くつきますが、パフォーマンス性があり話題にもなるため、人気が出れば売り上げに結びつきます。

キッチンカーでピザを届けよう

キッチンカーでピザを届けよう

焼きたてピザを販売するキッチンカーの魅力と、ピザ販売に最適なキッチンカーを紹介しました。

本格的なピザは特別感があり、少しくらい高くても魅力的に感じられます。ピザ窯から出てくる瞬間をワクワクしながら見るお客様がきっとたくさん集まることでしょう。

キッチンカーを選ぶ際には、デザインにこだわりたいのはもちろんですが、大きさとメンテナンス代などのコストもあわせて考えたいところです。燃費がよいことはもちろん、修理をあまり必要としないこと、修理が必要な場合も部品が安いことなどがポイントです。